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ARTS SEED OKITAMA 2017 文化の種をまく。育てる。ひきつぐ

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「ARTS MEET OKITAMA2017」は2017年3月18日~26日に、よねざわ市民ギャラリー(ナセBA)1F全フロアを使用し開催され、20代から80代の置賜に縁のある91名の作家、総作品数は200数十点、来場者数は2494名を数え、盛況のうちに無事閉幕しました。会期中、作品への投票により大賞を選出し(今年は福崎翼さんでした)、副賞として個展の開催を予定するとともに、2018年度の開催も予定しています。

 すでに、お気づきかと思いますが、ARTS MEETはARTS SEEDとほぼ同じ名前です。(ちなみにMEETの命名は元studioこぐまの大沼洋美さんです)ARTS MEETの開催の経緯は詳しくは省きますが、さかのぼること昨年秋に、主催団体の置賜文化フォーラム、米沢市芸術文化協会、よねざわ市民ギャラリーから連絡を頂き、コンセプトなど含めグラフィック関係のデザインを任せて頂きました。
 これは、昨年のARTS SEED OKITAMA 2016(7月開催)を開催したことによる一定の評価があってのことかと思います。

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 ARTS MEETの開催にあたり、求められた課題、コンセプトはいくつかありましたが、難題は若い世代の参加でした。昨今一か所で大規模に行う公募展といったものは下火だと思っています。これはいくつか理由があるかと思いますが、一つには作家の発表の仕方が公募展に限らず多様にあること、また世代交代が十分に行われず頭がつかえていることがあるかと思います。
 この上の世代と若者の関係は、アートの現場に限らずあちこちで散見できるかと思いますので、想像に難くないかと思います。

 そのうえで、今地方で公募展を行うことの意義とは何か?

 コピーに「わたしたちのアート、地域、未来は、わたしたちの作品にかかっています。」を掲げました。この主語は一見作家のようですが、それだけではありません。作品を見る人、買う人、楽しむ人(もちろん興味のない人)も含まれています。
 公募するまで、どのような作家、作品が展示されるかはわかりません。募集要項には、置賜に縁のある作家、もしくは作家志望としたので、並んだ作品を通して今の置賜を「わたしたち」が見る/語るしかありません。そこを足掛かりに「新しい置賜のアート」のコンテクスト(文脈)を見出す以外ないだろうと思いました。そのためには回を重ねることが必要でしたので、MEETの企画を請け負う段階で条件として翌年以降も開催することをお願いしました。

 ARTS SEEDのコンセプトが、地域を会場とし、点をつなぎ面にすることだとすると、ARTS MEETは一つの会場に多くの作家、作品を集め地域を俯瞰することにあるかと思います。この二つの企画が縦軸と横軸のようにうまく連動することで置賜のアートの一助になればと強く思います。

 さて、ARTS SEEDですが、今年は7月15日から31日の間、22か所の会場と、12か所の協賛を得て開催する予定です。今年はやまがた花回廊さんとのコラボにもなっています。こちらもお声を掛けて頂けたのは昨年の実績があってのことだと思いますので嬉しく思っています。すでに、桜からはじまり、水仙、つつじ、アジサイ…と春から初夏の花が咲いています。ぜひ置賜の花とアートをマップを片手に楽しんで頂けたらと思います。
 
 ARTS SEEDは自主財源で開催できることを目標に活動していますので、各会場から売り上げの一割を団体に寄付してもらっています。その財源を翌年の活動資金に充てています。つまり、見て楽しんで買って頂けると、今後の活動にそのまま生かさせて頂ける、大げさでなく、置賜のアートを育てて頂けるのです。
 今年は宮城県と秋田県の作家さんを招聘(ご招待)しました。この企画を通じて他県の作家との交流になればと思います。
 
 今、地方にあって「アート」するとはどういうことか。当団体、企画は作家だけはなく、会場を貸して頂くお店の方や、応援して頂いている方々で運営されています。この「アート」の部分は他の言葉でも代替えできるかもしれません。各人が今できることを各々の現場で頑張るしかないのだろうと思います。(それは、「若者」を応援するという名目のもと「搾取」するようなことではなく…)

 「アート」が他の代替え可能な言葉と少し違うことがあるとすれば、それは問題そのものを提起したり、未来を描いてみせることにあるのではないでしょうか。そして、「いいな」と思ったアートを楽しむことで、「いいな」と思う地域も育み、「いいな」と思えるような未来につなげることを、「わたしたち」誰しもができることだ、と示せることにあるのではないでしょうか。

 今年も会場でお会いできることを楽しみにしています。
(2017年5月吉日)
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Author:ぷらっとほーむ 「まどあかり」編集部
山形市にある「NPOぷらっとほーむ」の〈若者の居場所づくり活動支援事業〉のブログです。
山形県内各地で活動している若者団体や個人のインタビュー、イベント情報や参加レポートなどを随時更新していきます。

2016年度の本事業は、〈一般財団法人 人間塾〉の助成を受けて取組んでいるものです。
〈一般財団法人 人間塾〉

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