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「マルイシ工作室」はじめました!

こんにちは。『まどあかり』では、いつも「天童アートロードプロジェクト」の記事を書かせてもらっていますイシザワです。今回は、ちょっと視点を変えて新しい活動のご紹介をしたいと思います。
私は中山町出身なのですが、みなさん、中山町に立ち寄ったことはありますか? 知人と話していると、「車だと一瞬で通り過ぎるから、どこかわかんない」とか、「地震が起こると震度高いよね」とか、「中山町って名前が中途半端」など、だいぶディスられます。そして、実際に住んでいる人たちも「中山町って何もないよね」と思っている人が多いのです。なぜなら、山形市や天童市など周辺市町村へのアクセスが良いため、みんなそちらに行ってしまうからです。
かくいう私も、学生時代から天童市で活動してきました。人のこと言えません。上の理由とは別にしても、自分の生まれた町で何かを始めるのはやりづらいところがあります。人間関係が複雑だったり、変わったことするとウワサが流れたりと、考えただけでイヤになってしまいます。

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中山町の素敵なところもご紹介!温水プールをリノベーションして生まれた図書館「ほんわ館」。流れるプールの形を活かした本棚が素敵ですよ。
◆写真:むらやま子そだてナビ(http://murayama-ouendan.jp/modules/webphoto/index.php/photo/22/)


しかし、これまでの「天童アートロードプロジェクト」の活動で、その地域に暮らす人にとっては、そこにしかない魅力があっても「当たり前」すぎて気に留めないのだということに気づきました。また、私がアートワークショップの活動を始めようと思ったのは、子どもたちが自分の暮らす地域でさまざまな価値観に出会える場をつくりたいという思いがあるからなのです。そのことを考えると、そろそろ自分の生まれた町で活動してもいいんじゃないかなと思えるようになりました。それと、最近はワークショップのお仕事の依頼をいただくこともあり(大変ありがたいお話しです。)、きちんと看板を立てたいなと思うようになりました。

 そうして、今年から始めたのが「マルイシ工作室(こうさくしつ)」の活動です。「中山町にとびだして、アートを使っておもいっきり遊ぼう!」をテーマに『まちあそびワークショップ@中山町』を開催しています。
具体的には、月に1度のぺースで中山町を舞台に、さまざまなものづくり活動を開催しています。8月は『絵の具であそぼう!キリハリ大作戦!』と題して、これでもか! というくらい大量の絵の具を使って、布や紙、ビニールに思いっきり色をつけて遊びました。3歳から10歳までの16名が、混ざりあう色や絵の具のなんともいえない質感を楽しんでいました。
 
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子どもたちの絵の具遊びで空間がうまっていきました。

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最後に、好きな部分を切り取ってパネルにはって1枚の絵にします。


最後に、好きな部分を切り取ってパネルにはって1枚の絵にします。
このほかにも、郷土研究会の方から中山町の舟運文化について教えていただき、フネなどを作って実際に最上川に流す『こんぴら川ながし』や、県指定文化財になっている「柏倉九左衛門家」のカヤブキ屋根を見学して、自分たちでカヤを刈ってかんたんな家をつくる『カヤカリでまるっとハウスをつくろう』を予定しています。このように、歴史を研究されている方、町でお仕事されている方など、たくさんの方に関わっていただきながら活動を企画しています。

少しだけ運営サイドの話をすると、今回の事業は中山町の「やってみっべ活動支援補助金」をいただいて運営しています。これは、昨年度の山形県の「若者チャレンジ事業」に採択していただいたことやこれまでの活動の積み重ねがあったからこそだと思っています。一緒に活動してきたアートロードプロジェクトのメンバーに感謝です。
まだまだスタートしたばかりの活動です。どう展開していくかわからないところもありますが、ゆるゆると継続して場を開いていけたらいいなと思っています。

ワークショップとは何なのか、参加者の方はそこで何を感じているのか、地域にアートを軸にした場があることの意義は何なのか、などなど、言葉にして伝えていかなければいけないことはたくさんありますが、実践しながら自分がしっくりくる言葉を探していきたいと思います。
ぜひぜひ、中山町に遊びにいらしてください。



イシザワエリ
県内でも目を引く中途半端さがある中山町。そこをマチの売りにしたらいいと思っています。例えば、地盤が緩いことを活かしてナマズお神輿を作ってお祭りをするなど、ネガティブイメージを活かす活動を妄想しています。

マルイシ工作室(Facebook)
https://www.facebook.com/maruishi.kousakushitu/
◆イシザワエリの活動日記(ブログ)
http://ishizawasaketen.blog74.fc2.com/
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【ラジオのある生活はじめてみませんか?】という提案

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みなさんは、ラジオを聴いていますか!?
「ラジオなんて、昔の人の娯楽でしょ。」と思ったそこの君! ラジオを甘く見てはいけないぞ。ラジオには、奥深い共感と共有の楽しさがあるのです。今回は、そんな側面からラジオの楽しさや優しさについてお話ししていこうと思います。

その1、
980円から聴ける情報ツール

まずは、ラジカセやカーステ、携帯ラジオなど、ラジオ持っていない君へ! ラジコと言うアプリはあるけれども、是非ラジオで聴いて欲しいのです。まずは、家の中を探したり使ってない友達がいないか探してみましょう。無ければ、電気屋さん・ホームセンター・スーパーマーケット・コンビニなどで買う事ができます。値段は様々ですが、大体980~2,000円で購入可能。スマホやメディアプレーヤーより安いですよね。「聴くには、電気代がかかるでしょ?」と思った方、携帯ラジオは大体単三電池2本ぐらいで使えます。4~6本ぐらいあれば1か月は十分に聴けます(100-500円)。1か月の新聞代(3,000円前後)やパケット代より安いです。ウチのお風呂用防水ラジオは毎日30分程度使っているのですが、単三電池2本で半年~1年ほど使っています。地域の情報から最新ニュース、そして緊急速報まで知る事が出来る最強アイテムなのです。

その2、
YBCラジオという、県民の憩いの場。

ラジオというと、FMはオシャレで明るいイメージ。AMラジオを、演歌と田舎っぽいイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、そういったイメージ捨てて、色々聴いて感じてほしい。特に私のお気に入りは、AMの【918YBCラジオ】。日中は、ほぼ生放送です。毎週土曜日の【ドンキーのいいのぉー庄内!】は、欠かさずに聴いています。聴きなれてくると生放送独特の、お馴染みのメンバーとの茶飲み話に参加しているような何とも心地よい温かい気持ちにつつまれます。それは、地元に密着した内容を話題にパーソナリティとリスナーが一緒に盛り上がれるからです。

その3、
ラジオは、友だち

誰とも会話がないまま過ぎていく一日もあるかもしれません。でもラジオの電源をいれると誰かがあなたに向けて話しかけてくれます。番組に参加したければ、メールやファックス・ツイッターなどで参加できます。届いたメッセージはスタッフやパーソナリティーが厳選してくれるので、無責任な批判や炎上も普通はありません。リラックスできる大人の社交場、優しい時間が流れます。お気に入りの番組が見つかると1週間に張り合いが出ますよ。
その4、
単調な作業のお供に

家の中での作業や草取り・収穫など、大切な作業だけれど何か景気付けがあった方がいい時がありますよね。音楽もいいですが、ラジオだと自分と違った考えに触れる事でアイデア出しになったり誰かと一緒に作業している場合には話題提供をしてくれるので、世代間に関係なく場が和やかになるお助け役にもなってくれます。

最後に

ここまで、ラジオについてお話しして来ましたがいかがだったでしょうか? 少しでもラジオの事が気になってきた人がいたら、とっても嬉しいです。【ラジオは、友だち】です! 寂しい時に嬉しい時に、誰かの言葉を通して必ず語りかけてくれます。これを読み終わったら、直ぐにスイッチオンしてみてください。新たな発見があるかもよー。ビバローカル! (了)

ソロモンの指環

『ソロモンの指環』というのを聞いたことがありますか?
この指輪を使えばあらゆる動植物の声を聞くことができる…という、動物行動学者のコンラート・ローレンツも欲しがった、動物好きには欲しくてたまらない指輪です(紀元前に作られたお話しに出てくる架空のものです)。
この指輪があったら、私はペットのウサギやチンチラよりも先に、野生動物たちと話をしてみたいです。それは、野山で様々な野生動物と出会っていても、ほんの一瞬の時間しか共有することができないため、彼らの行動の意味が分からないことだらけだからです。緊急保護や研究等で飼育をしていて24時間彼らを見ていても、彼らの気持ちや一生のできごと(いつ・どこで・何を考えて行動しているのか等)を知ることはできません。
ソロモンの指環で話してみたい題材は山ほどありますが、やはり一番は「恋バナ(恋愛の話)」がしてみたいです。というのも、長い時間のぞき見をしていると、人間顔負けの恋愛模様をかいま見ることができるからです。

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メスにアピールしすぎて、しつこくて怒られるシカのオス。そして振られたオス同士でかたまって、「みんな抜けがけはしないよねー」と言わんばかりに遠巻きにメスを眺めている姿。年功序列に従わない若メスを寄ってたかっていじめるお局メスたち。若いもんには負けないぞ~! と見栄を張っている初老のリーダー的オス猿に良い顔しながら、陰で若い雄といちゃいちゃするメス猿。子育て中のメスのカモシカが好きすぎるけれど、近くに寄ると嫌がられるので、ちょっと離れて様子をうかがいながらついて歩くオスのカモシカ。
野生動物のパートナー選びは、未来に残っていける子供(遺伝子)を残せる相手を選ぶためで、嫉妬や独占欲、さみしさや虚栄心、くやしさや喜び…といった複雑な恋愛感情はないのでは?と思いますよね。もちろん私も感情移入をおさえて、なぜこの動物がこのような行動を取ったのかを先に考えます。それでも、「あ、今やっぱりメスに振られてへこんでいるな」と思わずにはいられない行動が見えてくるのです。  
ソロモンの指輪がないので、過去の報告事例から行動の意味を推測するのですが、私は動物に出会ったときに、その動物になりきった気持ちで「ふきだし」をつけてみます。みなさんも2個体のヤマネが写っている写真を見て「ふきだし」をつけてみませんか? (因みにヤマネとは、ピンポン玉大の木の上で生活するネズミの仲間で、国の天然記念物、山形では絶滅危惧種に指定されている動物です)この2個体のヤマネ、左上の入り口をふさいで寝ているのがオスのヤマネで、右下で寝ているのがメスのヤマネです。季節はちょうど恋のシーズンです。ヤマネがこんな行動をとることは、これまでに報告されていません。因みに下のメスはオスに向かって少し怒って(威嚇音)鳴いていました。さて、あなたなら、このヤマネ達にどんな「ふきだし」をつけますか?

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最後に。ソロモンの指環があったら聞いてみたいことは山ほどありますが、ヒトという動物をどう思っているかも聞いてみたいです。何とも思っていないのか、はたまた迷惑がっているのか、恐れているのか、歓迎してるのか…ヒト同士でも相手の気持ちを直に聞くのはためらってしまいますし、一人一人生きてきた環境や経験で答えは異なるでしょうが、同じ動物同士で語らう『直撃! ソロモンの指環会議』のようなものがあったら、質問攻めでしつこいと嫌われるのを覚悟で出席してみたいです。 (了)

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■やまがたヤマネ研究会 ホームページ
https://yamagata-yamane.jimdo.com/
■Facebook ページ
Wildlife Partnership Office やまがたヤマネ研究会

7人のヒーロー

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この原稿を書いているのは9月上旬ですが、「南陽宣隊アルカディオン」が最も忙しくなるのが、夏まつりの時期です。地域や幼児施設の夏まつりなど、この夏もおかげさまで多くの出演依頼をいただき、充実の夏をすごしました。
さてアルカディオン、お客さんの層によって人気キャラクターが分かれます。子ども達の場合、男の子はレッド、女の子はピンクといった具合なのですが、ここでクイズ。大人に人気のアルカディオンは誰でしょう?
ということで、今回はアルカディオンのキャラクターについて、簡単にご紹介したいと思います。これを読めば、先ほどのクイズの答えがわかるはずです。たぶん。



現在、アルカディオンには7人のヒーローがいますが、彼らには変身する前の名前があり、その苗字には市内の地域名を宛てています。また彼らにはそれぞれモデル(=公演時の声の主)がおり、性格や職業、趣味などは、モデルのキャラクターを誇張して設定しています。

まずリーダーのアルカレッド・赤湯タカユキから。赤湯地区出身。赤ワインが好きとか、赤湯温泉が好きとか色々あるのですが、最大の特徴は方言です。彼は訛りだけで笑いがとれる方言のスペシャリスト。この点について誇張はなく、ご当地ヒーロー・アルカディオンは、彼の方言無しでは成り立たちません。
続いてアルカブルー・宮内ケイスケ。宮内地区出身。ポッチャリ体型の彼は、クールでカッコいいというブルーの固定概念を見事に壊してくれました。しかし子どもたちは無邪気で素直。それ故に心無い言葉を浴びせられたことも数え切れません。しかしここからが真骨頂。彼はそのキャラクターに磨きをかけます。ラーメン好きの彼が、食べて太るだけではもったいないということで始めたSNS記事「ブルーの南陽ラーメン道」が大人の人気を呼び、その存在感を唯一無二のものへと押し上げました。
次はアルカグリーン・沖郷トモヤ。沖郷地区出身。水田や果樹園が多い地域ということで、実際の農家メンバーがモデル。彼はイケメンでチャラ男なんですが、農業への思いと知識はかなりのもの。誇張するまでもなく、そのままキャラクターに活用させていただきました。

これでまだ3人。与えられた文字数も限りがありますので、どんどんいきます!

続いて女性キャラですが、ご安心ください。アルカディオンはちゃんと女性が変身しています。やはりメンバーをモデルとしておりますが、男性ほどいじれず、マイルドなキャラ設定となっています。
アルカピンク・梨郷ヒデミ。梨郷地区出身。特産のオカヒジキを愛するという、無理やりな設定を入れ込んだ看護師さん。血管が浮き出る細マッチョ好きという設定が異彩を放ちます。
続いてアルカイエロー・中川アユミ。中川地区出身。モデルがママさんなので、そのままママさんヒーローに。ピンクと対比させるため、クールなイメージにしました。スカートがピンクより短めのため、旦那さんの好みということにしています。
次はスペシャルキャラのアルカシルバー・漆山マキ。鶴の恩返し伝説が残る漆山地区出身。ちなみにスペシャルキャラはモデルを無視して設定を組んでいます。シルバーには民話の語り部という設定がありますが、劇中でネタに使われたことはありません。
もう一人のスペシャルキャラ、アルカゴールド・金山ナオキ。ゴールドだけに金山地区出身。ゴールド=最強&自信家といった偏見を組み込み、モデルのキャラクターは完全無視。ちなみに戸数が少ない金山地区、すぐにモデルがバレました。地域イベントに登場すると「ナオキ!」と本名で呼ばれます。



以上、キャラクターをご紹介しましたが、最初のクイズの答え、わかりましたか? そうアルカブルーなんですね。
ただでさえ、いじりたくなるような愛されキャラなのですが、小学校の全児童の前で、ステージの上から落下するとか、南陽市長も見ているショーの最中にベルトが弾け飛ぶとか、いわゆる“持っている”男でもあります。ブルーからベルトが消えると、未来の猫型ロボットと同じお腹ですからね、見ている方はたまりません。

ということで、こんなユニークな仲間で作るアルカディオン。皆さんも会ってみたくなりません? 今度は秋まつりの出演が相次ぎますので、皆さんぜひ遊びにきてくださいね! (了)

フリースクールWith優 卒業生によるシンポジウム


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8月19日(土)、米沢市の伝国の杜にて開催された「フリースクールWith優 卒業生によるシンポジウム」に参加してきました。これは、同市内でフリースクール運営を中心に子ども・若者の居場所づくり活動に取り組んでいる「NPO法人With優」が企画したシンポジウムです。会は大きく分けて二部構成になっており、第一部はフリースクール卒業生によるシンポジウム、第二部はシンポジストとのフリートーク及び質疑応答。かつてフリースクールに在籍していた若者たち――Yさん、Sさん、Oさん、Kさん――がシンポジストとして登壇し、フリースクールに通っていた当時のことや、そこを卒業してから現在に至るまでのお話をしていただきました。

まず第一部のシンポジウムでは、シンポシストたちがフリースクールに繋がった経緯や、そこで学んだこと・感じたことなどをそれぞれお話しされました。Yさん、Sさんはほぼ同じ時期にフリースクールに在学していたそうですが、基本的に四名とも入学・卒業年度はバラバラ。それでも、四名ともお話の中で共通していたことは「フリースクールに繋がり、勉強だけでなく、普通の学校では経験できないような経験をたくさん積むことができて良かった」ということでした。

例えば、今から約7年前にフリースクールを卒業したYさんの場合、当時は進学校に進むも、勉強漬けの毎日に意味が見出せなくなり、やがて学校そのものに足が向かなくなってしまったそうです。そんな中、親御さんの薦めでフリースクールに入学。約2年間在学し、そこで経験した、米沢から新潟までの自転車旅行がとても心に残っている、とのことでした。「今でも自転車旅行で走った道を通ると、そのときの楽しかった思い出が甦ってきます」とYさんは和やかにそうおっしゃっていました。また、約5年前にフリースクールを卒業したというOさん。Oさんは高校時代、勉強による疲れや体調不良などが重なった結果自宅に引きこもるようになってしまい、親御さんを介してフリースクールに繋がったそうです。そこからおよそ1年半在学したそうですが、みんなで一緒にお昼ご飯を作ったり、山菜を取りに行ったり、日常のイベント事がとても楽しかったとOさんは語ります。Oさん曰く「フリースクールでは自分のペースで過ごせるのが良かったです」とのことでした。

シンポジストの皆さんのお話を伺い、イベントなどを行い「日常に変化を取り入れること」や「参加者一人ひとりが自分のペースで過ごせること」が居場所において大事な要素なのだな、ということを筆者(大原)自身、改めて実感することができました。
そして第二部は質疑応答・フリートークということで、会場から寄せられた質問にシンポジストがそれぞれ答えたり、彼(女)らと「With優」代表の白石さんらスタッフがざっくばらんにフリースクールに関連する話をしたりしました。

質疑応答では会場から質問が多数寄せられ、例えばその中に「(シンポジスト全員に対し)自宅にひきこもっている時はどんなことをして過ごしていましたか」という質問がありました。これに対しSさんは「ゲームをしたり音楽を聴いたりしていました」、Kさんは「朝までDVDを見ていました」などの回答がありました。シンポジストさんたちは皆、ひきこもっている時は基本的に部屋でテレビやゲーム、ネットをしていることが多かったといいますが、Yさん、Kさん、Oさんは「そんな状態でもあまり家族から(もちろん心配はしてたろうけど)とやかく言われなかったのがありがたかった」とおっしゃっていました。一方で、ひきこもった当時、家族に心配され過ぎてしまい、それが逆に自分にとっては負担だったとSさんはいいます。「自分でも今の状況は分かっているので、学校に行ってないことについてあまり言われたくなかったです」というSさんの言葉が印象的でした。

このような質問がある一方、「With優でおいしかったご飯は何ですか?」といった楽しげな内容の質問なども寄せられており、話の最中、時々笑いも巻き起こるなど会場はとても朗らかな雰囲気だったように思います。そして何より「ただ単に学校に行っているだけでは決して得られなかったであろう様々な経験をフリースクール=居場所で得られた」というシンポジストさんたちの語りに、不登校は必ずしもマイナスとは限らないという非常に前向きなメッセージをもらうことができました。

ルービックキューブは、誰にでもできます!! ~わたしたちが活動をはじめたワケ~

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はじめに…私達、山形ルービックキューブ会はただのルービックキューブばかりのオタクではございません。(笑)

今回、手記をとらせていただきました、私、中村は山形ルービックキューブ会のマネージャーをやらさせていただいております。
もともとは、友人である丸谷健太くんがやっていたルービックキューブに興味をもった所からのスタートでした。
…興味といいますか、正直な話、妙な意地のようなものであり、こんな私だってやれば出来るんだ! という所からのスタート! と言った方が素直なのでそういう事にしておきます。

ルービックキューブができるイコール知的。という私の勝手な偏見みたいなものを私自身が身をもって証明してみせたいという意地で、ちょいちょい丸谷くんに教えてもらいながらもほぼ独学で全面攻略することができました。
はじめて全面を揃えられた時の妙なハイテンション気味になったあの感覚は今でも覚えています。
それからは、揃えられた! ただそれだけの喜びから、もっと早く揃えてみたい! という探究心へ変わり、スピードキューブへの新たな道が開けました。
自己紹介が長くなってしまいましたが、私が一言で伝えたい事はルービックキューブは誰にでもできる! という事です!

冒頭に戻りまして、私達山形ルービックキューブ会は総勢11名のキュービストの集まりです。
…と名乗れるようになるまでは、はじめは会長である丸谷くんと、私の2人のみでした。
ある時、他県で行っているルービックキューブサークルを見つけ、そこで行われていた、ルービックキューブ会に2人で参加し、他県のキュービストの方々と触れ合い、刺激を受け山形でもやってみたいね! というのが始まりでした。
もちろんメンバーは他にはいないので、SNSサイトやポスターなどで宣伝し、知人に声がけをし、なんとか形になり、2016年1月31日に記念すべき第一回山形ルービックキューブ会を開催することができました。

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集まった方々の中で、前回伺わせていただいた他県のルービックキューブ会で知り合ったキュービストの人達や、サイトを見てわざわざ遠方から来てくださった方などもいて、すごく嬉しかったのと同時に手応えを感じた事は言うまでもなかったです。
それからだいたい4~5ヶ月毎に「山形ルービックキューブ会のオフ会」をさせていただいてます。
オフ会では、初心者講習会や計測会を行っております。人数にばらつきはあったものの、毎回来てくださるお馴染みさんから、初めて来てくださった方、そしてお子さん連れで家族で来てくださる方、沢山の方々に来て頂きました。本当に感謝です。
そして2017年2月12日、第4回となった山形オフ会にて山形大学のキュービスト達が初参加してくださり、キュービストの少ない山形での貴重且つ運命的な出会いを果たし、現在総勢11名『山形ルービックキューブ会』と堂々と名乗れるまでに至りました。
主な活動内容としまして、毎週第一、第三金曜日にスピードキューブ練習会&講習会を行っておりさらなるスピードの向上に向けて練習を行っております。

さらに今年の9月17日、日本一の芋煮会フェスティバルでは山形ルービックキューブ会をPRするチャンスをいただき、ステージイベントにてスピードキューブやルービックキューブアートを披露させていただいたりと、ますます血気盛んな会となってきました!
また、ぷらっとほーむさんにも何度かお邪魔させていただいた事もあり、ぷらっとほーむさんの文化祭『ぷらフェス』に参加させていただいたり、山形ルービックキューブ会のメンバーを講師としてお招き頂き、ルービックキューブの講習会をしたり、キューブアートというキューブ1つ1つを組み合わせて1つの絵を完成させるというキューブを全面揃えるという事よりも、キューブができない方も楽めるワークショップなども開かせていただいたこともありました。
ルービックキューブを通して沢山の人と触れ合い、笑い、大人も子供もみんな分け隔てなく楽しむ事ができました。そして人と人との繋がりなど他では経験することのできないなにか特別なものを得たような気がしました。

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また山形ルービックキューブ会では、練習会やオフ会の他にもみんなでワイワイ飲んだり騒いだり時には卓球をしたり…。
今年の9月には蔵王温泉にて合宿と称した楽しいお泊まり会も企画しております。ですので冒頭のルービックキューブばかりのオタクではありません(笑)というのはまさにこのことで、ルービックキューブ以外の事でも仲間と交流し楽しい思い出作りにも熱をいれています。

随時メンバーは募集中です。実はできる人、まったく触った事もない人、みんなで楽しくわいわいしましょう。そしてしつこいようですが、ルービックキューブは誰にでもできます!
最後まで読んでくださってありがとうございました。

Facebookページ (山形ルービックキューブ会)
https://www.facebook.com/rubirubi3x3x3/?fref=ts

それは美術か、秘宝か、珍宝か。

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人にジロジロ見られる事にはもう慣れました。先日など、ある駅にて待ち人を待っていたところ、同じく誰かを待っているであろう妙齢のご婦人が電話口で曰く「えーとね、大っきくて虹色の人見える!?その近く!あ、見つけた!?」とてなん合流できて侍りぬだったので、ああ、俺、役に立ってるなとてなんありけりました。

34年間もぬまのひろしをやってきて、自分の存在を消そう消そうとしていた時期が、僕にもありました。多数決など一度も勝つ側に回った事ない人生です。愛想笑いも得意です。「無」の表情も身につけました。んスー。みたいな。こんな自分が生きててしまってスミマセン、部屋の角のその奥の隅っこの方でジーッとしてますのでどうか、どうかほっといてくださいまし。という気持ち。

でもね。バレるんですよね。あそこに異分子がいるぞ! って。物凄い嗅覚で常日頃嗅ぎ回ってるのであの人たちはきっと犬です。彼らにとっての社会も犬の社会なので、そんなところに「ワタクシ普通でがんすよ。犬でがんす。ワンワンでがんす。」みたいな異分子がいた場合、そりゃ大概はヒドイ目にあいますよ。存在するだけで犬の秩序の敵と思われるので、犬以外の人は、逃げたほうがいいと思います。最悪死にます。

ぬまのさん
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えー。「奇人館」て言うイベントやりまーす。戸沢村の高麗館と言う、普通の人達が寄ってたかって作った最もワケワカンナイ道の駅、県内有数の珍スポットとして現在も禍々しいオーラを放ち続けながら最上川と国道47号線に鎮座し、ステキナミライの醜悪な骸を晒し続けるアンチ金字塔。そこに県内中から20人ほどの独自の拘りやルールを持って制作や収集を続ける人々、「奇人」たちを集めまして彼らのコレクションや作品群を展示します。「美術館」なのか「秘宝館」「珍宝館」の類いなのか、それはご来場のみなさんが決めること。来たい奴だけ来てください。あと10月21日(土)の夜は奇人晩餐会。奇人大集合してナゾの肉を食い、本物のアブサンなどを呷りながらいかがわしいことを夜通し執行う、神に背いた禁断の宴。なんて絶対にしてないので絶対に来ないでください。


最後に奇人館テーマソングをお送りします。
「キ印の歌」(ドイツ民謡もみの木のメロディにのせて)

民衆の旗 キ印は 戦士の屍を包む
屍固く 冷えぬ間に 血潮は旗を染めぬ

※高く立て キ印を その陰に死を誓う
卑怯者 去らば去れ 我等はキ印守る

衆愚に媚びて 神聖の 旗を汚すは誰ぞ
金と地位とに惑いたる 卑怯下劣の奴ぞ

※くりかえし

我等死すまでキ印を 掲げて進むを誓う
来たれ牢獄絞首台 これ告別の歌ぞ

※くりかえし

プロフィール      
ぬまのひろし
1983年、新庄市生まれ。貧困などをテーマにした「持たざる者のためのデザイン」を標榜し実践。新庄を拠点に〝カナリヤ″活動を各方面で繰り広げる。無職。

シンガーソングライター・ふきさん


ふきさん1

ライブハウスなどで弾き語りを中心に活動している上山市在住のシンガーソングライター・ふきさん。現在14歳の中学3年生。学校生活と並行して精力的に音楽活動に取り組んでいらっしゃいます。一体、どんな方なのでしょうか。この度、編集部がお話を伺ってきました。              

――ふきさんの活動内容を具体的に教えてください。
ピアノとギターを中心に弾き語りをしています。今は受験勉強中ということもあり活動を少しお休みしているんですが、去年(中学2年)の夏頃から山形をはじめ仙台・東京などのライブハウスに出演させてもらうようになりました。あと、「ツイキャス」というアプリを使って弾き語りのようすを配信もしています。

――ライブハウスで活動することになった経緯を教えてください。

ふきさん2

初めての出演は仙台のライブハウスだったのですが、きっかけは「ツイキャス」での弾き語り配信でした。ギターを始めたのが中学1年の冬くらいだったんですけど、そのとき同時に「ツイキャス」の配信も始めて。その配信を見に来てくれる人たちの中に、仙台でとあるライブを主催されている方がいらっしゃったんです。その方からライブのお誘いをいただいたのがきっかけで、中2の夏、仙台に行って弾き語りをしてきました。さらにその主催者さんは各地でイベントも行っている方なので、東京でのライブなどにもお誘いいただき、何回か出演させていただくことになったり。そこから、山形のライブハウスなどでも活動するようになっていきました。

――いきなりライブハウスでの弾き語りとはすごい!
小学1年生の時からピアノを習っていたんですけど、わたしの担当の先生は歌もうたっていらっしゃる方だったので、ピアノと一緒に歌も習っていました。その先生のお誘いで「童謡コンクール」など、人前で歌うイベントに出場していた経験などはありました。
――山形や仙台などに留まらず、東京などにもライブ出演のため出かけているとのことですが、遠出するのは苦にならないのですか?
 そうですね。逆に好きというか。実は東京へのライブには山形から一人で向かったんですけど、現地の電車の数の多さにびっくりしてしまいまして。乗り継ぎ間違って神奈川に行っちゃったり大変なことになりました。なんとか戻って来れましたが…(笑)

――現在抱えている課題・目標などはありますか?

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 ライブの経験などまだまだ浅いので、ライブを行う度いろいろな課題が出てきます。例えば曲と曲の間のMCとか、アドリブで話すことが多いんですけど、どんな風に客席を盛り上げたらいいか。お客さんの反応を取るのが難しいなといつも思います。それからライブのとき何故か毎回風邪をひくので(苦笑)、体調管理もしっかりしていきたいし、ピアノやギターももっと上手くなりたいなと思っていて、プライベートでも毎日練習するようにしています。
 わたしはシンガーソングライターの矢野顕子さんに憧れていて、いつか矢野さんみたいにピアノの弾き語りなどが出来るようになればいいなと思っています。矢野さんて毎回同じようには弾かないんですね。ライブごとに曲調を若干アレンジして弾くんです。それから、矢野さんは手元を見ずに顔をお客さんの方向に向けながらピアノを弾いていて。わたしもそんな風に演奏してみたいのですが、もちろん、それらは全てきちんと基礎を押さえられてないとできないことなので、これからも普段の練習を頑張っていきたいです。そしてわたしも矢野さんのように会場を楽しく盛り上げながら弾き語りしてみてみたいなと思います。

――最後に、何かありますか?
山形の人たちにもわたしのことをもっと知ってもらえたらいいなと思いますし、昔から歌っていた童謡をアレンジしながら弾き語りしてみたり、ジャズなどにも興味があるので、そういういろんなジャンルの音楽を組み合わせてみたり、誰もやったことのないような音楽にチェレンジしていきたいです。

――ありがとうございました!

ふきさんは現在、受験生ということですが、受験が終わり次第また積極的に音楽活動に励んでいきたいということでした。
そんなふきさんの活動の詳細は下記のサイトでチェック!


■公式サイト
http://fuki.pih.jp/

■Twitter
@FukiKitamura

■ツイキャス
http://twitcasting.tv/fukikitamura

講演会&シンポジウム「子どもと若者の生きづらさ」 ―不登校・ひきこもり・貧困を考える―

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7月15日(土)、山形市の遊学館にて「講演会&シンポジウム
『子どもと若者の生きづらさ』―不登校・ひきこもり・貧困を考える―」と題したイベントが行なわれました。
こちらは、東京で奨学金給付や実践活動の助成を行っている「一般財団法人人間塾(以下、人間塾と略記)」と、山形市内で不登校・ひきこもりの子を持つ親御さんを対象にした居場所づくり活動に取り組んでいる「クローバーの会@やまがた」、そして「ぷらっとほーむ」による共催事業です。
第一部では「こどもは社会の宝、世界の希望」と題した「人間塾」塾長・仲野好重氏による講演会、そして第二部では「私たちはどう生きのびてきたか」という題の元、シンポジムが行われました。
(文責:大原克彰)


■第一部 講演会 「こどもは社会の宝、世界の希望」
仲野好重氏(一般財団法人人間塾・塾長)

人間塾では奨学金給付の事業を行っていて、そこで出会った青年の話をお聴きしました。彼はシングルマザーの家庭で育ったのですが、連日働きづめだった母親は、ある日とうとう心身ともに疲弊し、入院。これにより生活が続けられなくなった――当時はまだ小学生だった――青年は施設に預けられることになったそうです。そこの施設で育ち、やがて中学3年生となった青年はある日、とても面白そうな勉強をしている私立の高校を見つけます。厚生労働省の職員さんから経済的に難しいと言われながら、通わせてくれる里親さんを探してもらったそうです。そして無事に青年は受験に合格。さらに運よく、そのとき一度会いたいという里親さんがみつかり、青年は「この学校で勉強がしたい」という強い思いを話し、感銘を受けた里親さんは「もっと働いて君を学校に通わせる」と言ったそうです。真摯な気持ちであきらめずに行動すると人の心を動かし、助けてもらえると勇気付けられました。

青年はこれまで周囲の大人たちから怒られるときに生い立ちをかわいそうと思われたことがあり、本気で怒られた経験があまりなかったそうです。しかし、私立の高校に通わせてくれたその里親さんは、青年のことを怒るときは本気で、さらに自分たちがどうして怒っているかきちんと理由を添えて説明もしてくれたそうです。仲野さんはこの「理由(過程)」が非常に大切だといいます。「結果重視の世の中ですが、結果にいたるまでには必ず過程があります。例えばルールを破った場合、破ったという結果はひとつですが、守れなかった理由は100人いれば100通りあるわけです。物事の結果ばかり見るのではなく、なぜそうしたのか過程を大切にしなくてはいけないと思います」という仲野さんの言葉を日常で、もっと意識したいと思いました。

その後、青年は大学に進学。3年生の時に人間塾と出会いました。そして塾長の仲野さんは青年の母親と会う機会があり、彼女は「息子の身体が元気で、毎日目の前にあることにコツコツ向き合いながら、一生を終えるときに良い人生だった思えるような生き方をしてくれれば」と望んでいたそうです。加えて、「目立たないところで生きるのもよし、人の役に立つぞ、と世間に出て行くのもすばらしい、どんな形でもよくてその人に見合った生きかたを見つけてほしい」という言葉は励みになりました。仲野さんからも「親が良いと思った道のみに進ませるのは自分のこどもを所有物とみなし、ペットと接していることと同じだと思います。こどもにも良いと思った道があり、それが生きた個性になります」というお話は心に留めたいと思いました。 

人間塾2

青年は母を求めながら過去の出来事を許しておらず、どう接したらよいかわからなかったそうですが、仲野さんとの面談を経て、それから少しずつ実家に帰るようになり、関係が良好になったとのこと。見捨ててもいないし、見捨てられてもいない。『旧約聖書』のコヘレドの書から「すべてには時がある」という一節を教えていただきました。進むばかりが人生でない、下がるときもある。ひとりひとりにふさわしい時があるそうです。仲野さんのお話から、いろいろな角度から考えて、深みのある生きかたをしたいと思いました。
(文責:大場みのぶ)

■第二部 シンポジウム
「私たちはどう生きのびてきたか」

シンポジウムは、コーディネーターに樋口愛子さん(クローバーの会@やまがた 世話人)、パネリストに鈴木晴菜さん(経験者)、筆者・大原克彰(経験者)、松井愛さん(支援者)、滝口克典さん(支援者)、そしてコメンテーターに中野好重さんをお迎えして行なわれました。

 シンポジウムでは、筆者と鈴木さん、経験者二人が、これまでにどんな不登校・ひきこもり経験をしてきたのか、また、その状況から抜け出したきっかけは何だったのか、そしてどのような経緯で「ぷらっとほーむ」に繋がったか、などの話がありました。
 筆者自身は、今から6年前ほど前にひきこもりを経験。筆者は当時大学生だったのですが、対人関係などがうまくいかず、だんだん大学に行きづらくなり、やがて不登校に。それ以来、自宅に2年ほどひきこもるようになってしまいました。しかし「このままではまずい」という思いから、大学とはあまり関係のない、自分の素性を知られないような外部でボランティア活動などに取り組むようになりました。そこで同時にNPOやボランティア団体に関する情報も仕入れ、そのとき初めて「ぷらっとほーむ」の存在も知ります。どんな団体か気になり、電話を掛けてみた事がきっかけで「ぷらっとほーむ」につながったのでした。

 鈴木さんは、高校時代に不登校を経験。小さい頃からバレーボールが大好きで小中学校とバレーをしていましたが、なぜか学業優先の高校に入学した結果、あまりバレーができなくなってしまったそう。楽しみがなくなり、だんだん自分の中でエネルギーがなくなっていった結果、高校2年あたりから自宅にひきこもるようになってしまったとのことでした。そんな中、鈴木さんはとあるテレビドラマで「フリースクール」の存在を知り、家庭教師の先生に「山形にもフリースクールのような場所はありますか?」と聞いたところ「ぷらっとほーむ」を紹介してくれたのだそうです。

「ぷらっとほーむ」につながって、筆者自身はそこに集う多様な人々と出会い、彼(女)らの生き方に触れることができたのは非常に大きな学びになりましたし、鈴木さんの場合は、ワークショップに参加するなど、「ぷらっとほーむ」の日常と並行して行なわれるイベントなどを通して、落ち込んでいた状態から、もう一度元気を取り戻せたとおしゃっていました。また、鈴木さんは結婚・出産で一時期「ぷらっとほーむ」を離れるものの、再び繋がりなおした際「家事や育児で毎日が忙しく、自分を見失いそうになってしまう時もあったのですが『ぷらっとほーむ』に来ることで、改めて自分自身のことを見つめ直すような時間を持つことができました」ということでした。

 こうした筆者や鈴木さんの話を受け、松井さんは「わたしが『ぷらっとほーむ』で子ども・若者たちと関わるときに大事にしていることは、色んな人と会ったりとかいろんな経験をしたり、いわゆる『分母』を増やす作業をサポートしていくことです。ここでいう『分母』は人と会った数や経験を指していますが、1/1では何をいっても説得力がない。でも、すごく色んな経験を積み重ねた人が言う1には説得力があるし、そこには『揺るがなさ』があると思います。そうした『その人なりの揺るがなさ』を得られるには、人とたくさん会う、多様な経験を積むことが不可欠だと思います。その部分を『ぷらっとほーむ』の活動で提供できれば」とおっしゃっていました。
 
人間塾3

滝口さんからは「良い学校に行って、良い会社に入って、結婚して…という一般的な生き方のイメージみたいなものがあるかと思いますが、実際には色んな生き方をしている人たちがいます。わたしも日々、現場でそういった人に会う度に色々気づかされますし、そういった気づきのプロセスが『生きていく』ということなのかなと思います」とお話していただきました。

そして最後に仲野さんから「『ぷらっとほーむ』さんのお話を伺って、人生はひとつのレールだけじゃないなと思いました。色んなレールを敷いていい。みんな同じ目的地に行くわけでもないし、経由地も一緒じゃないのだから。各駅停車の人、特急の人、それぞれに自分なりの人生の景色を楽しめばいいんじゃないか、改めてそう思いました」との感想をいただきました。

 子ども・若者の生きづらさについてさまざまな立場からの語りがあり、非常に学びの多い講演会とシンポジウムになったと思います。
(文責:大原克彰)
プロフィール

ぷらっとほーむ 「まどあかり」編集部

Author:ぷらっとほーむ 「まどあかり」編集部
山形市にある「NPOぷらっとほーむ」の〈若者の居場所づくり活動支援事業〉のブログです。
山形県内各地で活動している若者団体や個人のインタビュー、イベント情報や参加レポートなどを随時更新していきます。

2016年度の本事業は、〈一般財団法人 人間塾〉の助成を受けて取組んでいるものです。
〈一般財団法人 人間塾〉

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