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「芸術の収穫祭 かっきりまつり」を訪ねて

11月22日、まどあかり編集部で、山形県小国町の休校舎をアトリエにして活動している「studioこぐま」で行われている、『芸術の収穫祭 かっきりまつり』(毎年11月に町内外の作家の作品を集めて芸術の収穫を祝う展覧会)を観てきました。
山形市から小国まで車で2時間弱、更に市街地から小玉川まで山の中をしばらく分け入ると展覧会の舞台である休校舎が見えてきました。

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展覧会は、studioこぐまのメンバーや東北芸工大の学生・卒業生、地域の人々が出品し、展示スペースは、子供たちのいなくなった静かな休校舎内に、現代アートや地域の子供達がワークショップで作った作品などが差別化されることなく混然となってエネルギーを発していて、不思議で魅力的な空間になっており、メンバーはわくわく感のなか休校舎内を歩き回り作品を探しました。
作品の配置は出品したアーティストが実際に現場を見て場所を決め、搬入出も作家自らで行ったとのこと。なかには、小国に来てみて作品の構成を変えた作家もいるそうです。

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印象に残った作品としては、今年小国で滞在制作を行い学校敷地内にあるプールから幻想的なイメージを引き出した高山晴香「ゆうゆう」、元教室の黒板にチョークで温もりを感じさせる巣を描き出しそこに冬眠する熊の映像を重ねた藤本真理「忘れた頃に」、キャンバスに瑞々しい果実をイメージさせる清新な感触のドローイングを行った阿部亮平「果実1」・「果実2」があります。

地域アートのようにその土地に根ざして行っている活動は実際にその土地を訪れてみないとなかなか雰囲気がつかめません。
鮮烈な作品や難解とも思える作品が設置された「studioこぐま」が、人家のまばらな集落やごつごつとした岩肌の山々に囲まれた雄大な自然のなかにあることで、その存在がより際立たされているように感じました。
また、説明を聞かないと意図が分からないような作品がごろっとむきだしで転がっている展示空間は、地域の人々の日常に驚きや刺激をもたらすであろう「異物」としての存在感を放っていました。

その後、元職員室で現在応接室(?)として使っている部屋で、studioこぐまのメンバー3人にお話を聞きました。
「小国に来た当初は、地域の人に良くしてもらっているので、喜ばれるような作品を作りたいという気持ちがあって、それがプレッシャーになることもあった」、「学生時代は制作ばかりしていたが、小国に来てからはここで生活することをまず楽しむ、という風に意識が変わり、関心の幅が広がった」などのように、地域とのかかわりの中で表現者としての力だけでなく人間力じたいが上がった様子がうかがえました。
小国で活動を始めた当初は、「何をしているのか分からない」等のような意見を寄せられることもあったそうですが、地域の祭りなどに積極的に参加する中で、地域の人々との絆が深められてきたそうです。
今では、近隣の住民が進んで展覧会の宣伝をしてくれたり、校舎内の案内をしてくれることもあるそうで、地域にとって「異物」であるアーティストを受け入れることによって地域住民もまた少しずつ変化しているのを感じるようです。

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私たちが訪れた日はたまたま比較的暖かい日でしたが、メンバーはいつ降ってもおかしくない雪に備えて、屋外に展示していた作品を撤収したばかりとのこと。
メンバーの感覚では「かっきりまつり」が終わると「冬」になるのだそうです。
興味深いお話を伺っているうちにあっという間に夕闇が訪れ、近づく大雪の予感におののく周囲の山々が見守る中、編集部は帰路につきました。

text by 山田正一郎
アートについての勉強会 「夜間美術大学」主催者
(https://m.facebook.com/yakanbidai)
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山形読書会 〜Yamagata Reading Club〜  細矢 江里   

■活動のきっかけ 

山形読書会の活動のきっかけは、岩手県盛岡市にて「読書朝食会リーラボいわて」に参加していたことです。大学卒業後、就職した私は単身盛岡へ。
社会人なりたて、知り合いが全くいない。
仕事も忙しく辛く、プライベートも寂しい。
孤独な修行のような日々。
今考えると「人とのつながり」に飢えていたのだと思います。
だからこそ、本を通して人と話し、つながり、本から得た気づきに共感しあう刺激的な時間を過ごせる場に出会えた時、大きな癒しと感動を覚えたのだと思います。

そこで知り合った人々は本当に優しい方ばかりでした。
食事やお茶に誘ってくれたり、盛岡の素敵な場所や人を紹介してくれたり、当時父を亡くした私の悩みを聞いてくれたり心配してくださったり。
私は盛岡のまちとひとが大好きになりました。
そしてついに、私が盛岡を離れ山形に帰る日。
その当日の読書会ではとても温かく見送ってくれました。
そこで知り合った人々とのつながりと思い出はずっと私の宝物です。

すっかり読書会の魅力にとりつかれた私は、この感動を山形でも味わいたくて、他の人にも知ってほしくて、読書会を開くことにしました。

■活動内容 

読書会は月に一回、山形市内のカフェや公共施設など魅力ある場所を巡り、休日の午前中に行っています。
お気に入りの本を参加者が持ち寄り、4人グループで「本の紹介3分、フリートーク5分」を順番に行い、グループを変えて2巡します。
本のジャンルはなんでもOK。
最後に参加者からの各種イベント・PRの情報発信コーナーを設けています。
申し込みはブログ、facebook、mixiから。
ブログでは読書会の様子をレポート、facebookでは本やそれに関連するイベント等の情報発信も行っています。

■これまでの活動を振り返って 

2013年4月から活動を開始し、これまで約60名、延べ人数約170名の方にご参加いただきました。
たくさんの素敵な本と人との出会いがあり、多くの山形の魅力ある場所を知ることができました。
10年ぶりに帰ってきた山形。
はじめは正直つまらない場所だと感じていた故郷。読書会を通して山形のまちとひとがやっぱり好きになってきています。
盛岡の時と同じように。

読書会を通して嬉しく感じたこと~初参加の方からの「こんな場所待ってた!」の声。
遠くは埼玉県、仙台市、米沢市、天童市、尾花沢市、酒田市、山辺町からもわざわざ足をお運びいただけたこと。
東京から転勤してきた方からの「オアシスのような場!」の声。
参加者の方々どうしが読書会を離れた場でも交流を深めていることがわかった時。参加者の方が会場に来られた時の「こんないい場所あったんだ」の声。
最近では会場となったカフェ「喫茶チャノマ」さんに小さくささやかながら「山形読書会おすすめ本コーナー」を設けていただいたこと。
などなど。

一方で課題もあります。
ひとつは会場探し。
市内で10人以上が集まれる場所を探すのはなかなか大変です。
クルマ社会の山形では交通アクセスや駐車場も問題になります。最近は参加者の方によい場所をご紹介いただき助けられています。
※これをお読みの方、よい場所・お貸しいただける場所があればお教えください!もうひとつは開催日程。
平日や朝の開催を望む声がありますが私一人での開催は難しく、どのようにご協力をいただきながらクリアしていくのかが課題です。

私自身、盛岡で経験をして感じたのですが、人生や生活の豊かさとは人とのつながりだと思うのです。
これからも、参加者の方の時間がより豊かになるような場づくりを心がけていきたいと思います。

山形読書会 〜Yamagata Reading Club〜
ブログ: http://ameblo.jp/yamagata-reading-club/

たとえ日本が潰れても、 里山でレベルを上げれば サバイブできる。 田口比呂貴

安倍政権は「景気回復、この道しかない!」って言っているけど、人口は増えないんだし、高齢者を中心に保有資産をジャブジャブ使わない限り、格差なんて縮まらない。
(まぁ、景気=気分なので、気分を上向きにしてお金を使わせようという言う意味であれば間違ってはいないと思うけど…)
資本主義社会では稼いだ人がそのお金を使うことで富が再分配されるからシステムとして回るのであって、お金を貯め込んでいる人がたくさんいる以上、行き詰ってしまうよね…って思っちゃいます。
金融工学でごまかしたり、マネーゲームみたいなことはできるかもしれないけれど、お金だけを操作して成り立つ社会なんてどう考えても不自然過ぎる。
経済成長することを前提として積み上げていった借金やツケは、人口減少が始まった今では完全に首が回らなくなっているはず…。
でもその恩恵を受けている人が五万といるから後戻りができない。経済成長をして前に進むしかない状態になっているんじゃないかな。

僕は、30年後くらいに日本は外からの何らかの圧力でカオスになると思っている。
歴史的に見ても黒船がやってきた時も、原爆が落ちた時も海外の力によって日本社会が大きく変わった。実は東日本大震災は日本人の意識を変えるための引き金で、日本が激変するのはこれから…なんてことを思う。
日本が破綻して一万円が紙切れになったり、全ての土地が国有化されたり、首都直下型地震で東京がこの世の終わりくらいにパニックになったり、外国人がお隣さんレベルの身近な存在になったり。
あと山形の場合、置賜・村山・最上・庄内は、交流しても文化的に一つになること・融合することはありえないと思うので廃県置藩になるかも。

この誇大妄想に根拠はないけれど、このくらい大変なことが未来に起こるのかなぁ…って思っていて、それに対して僕は、漠然とした不安を抱えるんじゃなくて、生きる力をしっかり付けた上で、楽しく待ち構えていたい。ほら、江戸時代末期に「ええじゃないか」ってありましたよね。
こんなことがあった日には僕も一緒に踊り狂っていたいんですよね。

僕は今、鶴岡市地域おこし協力隊として山形県鶴岡市の大鳥地域というところに住んでいる。
標高300m弱くらいの山奥に地域があって、積雪は3m以上という豪雪地帯でもあります。
人口90人弱で、高齢化率が70%。鶴岡で一番天国に近い集落で、20代は僕一人。
 
だけれども、僕はここで生きる技をたくさん学んでいる。草刈り、雪囲い、雪下ろし、稲作、塩漬け、漬物、山菜・薬草採り、狩猟…。
ドラクエ風に言うと、「せいけんづき」とか「ハッスルダンス」とかの技を一個ずつ覚えているような感じ。
お金にならない生業は捨てられてきたけれど、食やエネルギーを自給する力、家を作る力、仲間を作る力、物々交換する力といった、流行り廃りと関係ない生き抜く力があればまずは死なない。
更には、現代のマッチョな消費社会の中で支出を下げられる手段になる。
生業をしながらであれば支出が少ないので月に10万稼げば普通に暮らしていける。
カオスな未来がきても、こういう暮らしをしていれば生き抜けると思うんですよね。しかも、自分で暮らしを創るって楽しい。
地球が生まれてから45億年経っているのに、どう頑張っても80年くらいしか生きられないし、地球上に70億人いる内の所詮たったの一人なのだから、僕が多少変な生き方したくらいでは世の中何も変わらないですよ。
そんなゴマ粒ほどの小さな歯車でしかないので、せめて自分の好きなことをして楽しく生きていきたい。そう、強く思います。

田口比呂貴ブログ [ひろろーぐ] http://hirotaguchi.net/

若者活動ゼミナール@置賜 開催します!

県内4地域から集まった異分野の若者活動団体による事例発表をもとに、パネルトークやディスカッションを行います。やまがたの若者活動についてみんなで考え、熱く楽しく語り合う時間です。
ご興味のある人は、ぜひお越しください!

若者活動ゼミナール置賜チラシ


■日時:12月13日(土) 13:00−16:30
■会場:ワトワセンター南陽 (南陽市勤労者総合福祉センター) 研修室
 〒992-0472  山形県南陽市宮内4526−1


=====【事例発表団体・個人】=====
HOPE(南陽市)
 ご当地ヒーロー「南陽宣隊アルカディオン〜ARCADION〜」プロジェクトで、地域の魅力を元気にユニークにPR!
鶴岡市地域おこし協力隊(鶴岡市)
 鶴岡市大鳥地区で、山暮らしを体現しつつ、循環型の村作りを目指してアクティブに活動する、若きマタギ見習い!
山形読書会〜Yamagata Reading Club〜 (山形市)
 読書を通して人とつながる。そのつながりが巡り巡って山形を元気にする力に!
ぬまのひろし(新庄市)
 シェアスペース「よろず布袋屋」代表。自作楽器やミラクルメガネの販売・実演。表現者。謎多き最上の若者のキーマン!

=====【タイムテーブル】=====
13:00-13:15 受付、あいさつ
13:15-14:15 〈第一部〉若者団体活動事例発表(10分)+感想シート記入時間(5分)×4団体  
14:15-14:25 休憩  
14:25-15:15 〈第二部〉パネルトーク   15:15-15:25 休憩  
15:25−16:05 〈第三部〉テーブルディスカッション   16:05-16:25 テーブルごとに発表     16:25-16:30 まとめ・あいさつ

■申込・問合:ぷらっとほーむ 
   住所:〒990-0041山形市緑町4丁目10-3 ファートンビル3階A
   Tel&Fax:023-664-2275   E-mail:hodohodokayako@yahoo.co.jp(担当:黄木)

主催:ぷらっとほーむ 「やまがた若者活動支援事業2014」
    この事業は「一般財団法人人間塾」の助成を受けて運営しています。

講演会&シンポジウム 「不登校・ひきこもりを考える」

11/16(日)、山形市保健センターにて、「不登校・ひきこもりを考える」と題し、「一般財団法人人間塾」塾長の仲野好重(なかのよしえ)さんの講演会「今日はじめよう、ありのままの自分から」(第一部)と、シンポジウム「わたしたちと“不登校・ひきこもり”――どんな支援に意味があったのか――」(第二部)を開催しました。

*     *     *

第一部の仲野さんの講演会は、とても心があたたかくなるお話でした。
学校では点数や偏差値で評価されるが、数字で人間を価値づけるほどアホらしいことはないという話に、まったくそのとおりだと思いました。
人間としての偏差値なんてないのだ、ということでした。
わたしは「クローバーの会@やまがた」という不登校・ひきこもりの親の会を主宰しており、その親の会でもよく出る話題なのですが、子どもが不登校・ひきこもりになってしまうと、親は子どもを「待つ」ことが出来ずにイライラしたり、つらい思いをしたりしがちです。
仲野さんは待つことの大切さを教えてくださいました。
子どもには子どものペースがある、大人のスピードを「早く、早く」と押しつけてはいないか。
「早く」とは「待たないよ」と同じ意味があるとのこと。
これは、日本の高度経済成長と共にスピードが角一化されてきたからだそうです。
そして今もなお、そうした平均像をめざしている親、教師、学校がほとんどであることもそのとおりだなぁと感じました。
みんな一人一人違う、だからおもしろい! なのに、社会全体がそれぞれの人生の「時」を待つことが出来なくなってしまっているということでした。

人間塾①

そして、元気が出る言葉――「人生は50歳から! 50歳までは助走」「自分の人生の主人公はあなた」「一生懸命生きているからこそ考えたり悩んだり立ち止まるのだ」――もたくさんいただきました。
演題の「今日はじめよう、ありのままの自分から」のとおり、どんな姿になろうとも、何か失敗したとしても、社会から受け入れられなくても、「ありのままのあなたは大事な人」ということを若者に伝えていきたいし、「自分は捨てたもんじゃない」と思って欲しいとおっしゃっていました。

会場から 「ひきこもりの子どもをいつまで待てばいいのか? 出てくるタイミングは見ていてわかるのか?」という質問がありました、仲野さんは「それは突然やってくるかもしれないし、じわじわやってくるかもしれない、本人にもそのタイミングはわからないのです。
まわりは日々たんたんと普通に過ごして待っていてください。
飯盒で米を炊くとき、途中でふたを開けたら失敗するでしょ。
出来上がりまで待ちましょう」と答えてくださいました。
第二部のシンポジウムは、コメンテーターとして引き続き 仲野好重さんをお迎えし、パネリストには亀山勇樹さんと設楽晴子さん(不登校・ひきこもり経験者)、松井愛さん(不登校・ひきこもり支援者)、そしてそのコーディネイトを「ぷらっとほーむ」共同代表の滝口克典さんがつとめました。

人間塾②

経験者からは、ひきこもりの始まりからの心情はどうだったか、どういうきっかけでまた社会とつながろうと思ったか、どんな支援がありがたかったか、などの貴重なお話を聞くことができました。
また、支援者からは、どんな気持ちで関わってきたか、当事者に支援と感じさせない支援のありかた、つながりやすくするためにさまざまな入り口をつくっていることなど、「ぷらっとほーむ」の活動を通して感じたことをきくことができました。
そこに仲野さんの語りが加わって、とても学びが多いシンポジウムとなりました。

重いテーマではありますが、仲野さんの明るいお人柄、松井さんのユーモアで楽しい時間でした。
最後に、勇気を出して大勢の人びとの前で自分の経験を話してくださった経験者のお二人に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!


◆一般財団法人人間塾    http://ningenjuku.or.jp/
◆クローバーの会@やまがた http://samidare.jp/oya-ibasho/

(文責:樋口愛子)

「ぷらフェス」を振り返って。


はじめに 
11月2日(日)、山形まなび館(山形市本町)において、「ぷらフェス(ぷらっとほーむ発 若者文化のミュージアム)」という文化祭イベントが開催されました。
「ぷらフェス」では、山形まなび館をほぼ貸し切りにして、部屋ごとにイベントが同時進行で行われていきました。
私は「ぷらフェス」にて「歌声喫茶」の運営を担当しました。
その他にも、様々なイベントに参加しましたので、当日の「ぷらフェス」の雰囲気を伝えられればと思います。
私が、当日参加した時間系列で、イベントの紹介と感想を書かせていただきます。

フリースペース 交流ルーム② 10:00‐16:00 
「ぷらほ」の日常を体験してほしいということもあり、「ぷらほ」のフリースペースを、山形まなび館にそのままもってきました。「ぷらほ」から、畳やテーブルを運び込んでフリースペースを再現しました。
「ぷらフェス」に来られた方が、靴を脱いでお茶を飲み、お菓子を食べるなどして過ごしていました。

歌声喫茶 交流ルーム② 11:00‐11:30 
フリースペース内で、昭和歌謡曲を中心に演奏して、なおかつ、知っている曲なら一緒に合唱してもらうというのが「歌声喫茶」の概要です。
歌のしおりも作成して、フリースペースに来られた方に配布していました。
「歌声喫茶」の運営は、「ぷらほ」メンバーの植木さんと2人で行いました。
植木さんがウクレレ担当、私がキーボード、アコーディオン、リコーダーを担当しました。
最初は、一緒に歌うことに抵抗があるのか、なかなか歌ってもらえなかったのですが、「Let it go」など、聞き覚えがある曲になると、一緒に歌ってくれる方もでてきました。
そんな中、一番盛り上がった曲が、「ハッピバースデートゥーユー」だったのが意外でした。

花笠踊り 交流ルーム⑦ 12:00-12:30 
今年の花笠まつりには「ぷらほ」も参加の予定でしたが、豪雨&雷により、まつり自体が無念の中止となってしまいました。
そんな中、「ぷらフェス」で花笠踊りを披露する機会があり、参加しました。
8月以来の花笠おどりだったので、振り付けを覚えているか不安でしたが、花笠音頭が流れると身体が覚えていて何とか踊ることができました。
花笠おどりを見にきた方から拍手や掛け声などをいただき、花笠まつりの雰囲気を味わうことができました。
おどりが終わり、見に来てくれた方たちを交流ルームからお見送りしていると、年配の夫婦の方から、「とても良かったです、私も踊りたくなってきました。」と感想をいただき、花笠踊りを披露した一同は、とてもうれしく、踊って良かったと思いました。

伊吹瑠香さんトーク&ミニライブ 多目的ホール 13:00‐14:00 
伊吹瑠香さんはシンガーソングライターで、ギターを担いで、全国の不登校支援活動を行っている場所を訪ねては、そこで歌を披露する活動をしています。
そのなかで、伊吹さんが2006年に、「ぷらほ」を訪ねてくださったことがきっかけで、定期的に「ぷらほ」に足を運んでいただき、その度に、歌を披露してくれました。
この後、「ぷらほバンド」で使用されるドラムセットや、ギターを背にして、椅子に座ってのトークが始まりました。
トークでは、伊吹さんが中学生のとき、不登校を経験していた話や、今の活動をするいきさつについての話をしてくれました。その中で、中島みゆきの「糸」や、不登校をしていた15歳の時に作詞、作曲をした歌を披露してもらい、ゆったりとした時間が流れました。

ぷらフェス

ぷらほバンド ミニライブ 13:45‐14:00
トークが終わると、伊吹さんがボーカルで、「ぷらほ」を利用しているメンバーたちが、この日のために練習してきたブルーハーツの「TRAIN TRAIN」を披露しました。
伊吹さんのトークを聞いていた方たちが、そのまま観客へと変わるのですが、その中には様々なコスプレをしている方もいて、独特な雰囲気に包まれました(そういう私も、バカボンのパパの格好)。
ちなみに、隣には、マイケルジャクソンの格好をしている方もいました。
曲が始まると同時に、コスプレをしている方がサイリウムを振り始めました(サイリウムとは、主にライブで使用される、少し大きいサイズのペンライトのようなものです)。
掛け声も完璧で、歌い終わった後、伊吹さんがマイクを利用して「前もって掛け声の練習してた?」と聞くぐらい、一体感のあるライブになりました。

マイケルジャクソンものまねショー 交流ルーム⑦ 14:30-15:00 
「ぷらほバンド」ミニライブの中で、マイケルジャクソン(以下MJ)の格好をしている方がいたと書きましたが、その方は「ぷらほ」メンバーの大原さんで、このショーの準備の合間に伊吹さんのトークライブに来ていたのでした。
スーパースターだけあって、MJの認知度は高く、交流ルームは満員になりました。
大原さん本人が、この日のために編集してきたCDをかけて、「MJものまねショー」が始まりました。
30分を越えるノンストップのダンス&パフォーマンスの熱演もあって、観客からは「マイケル!」「日本のMJ!!」など歓声があがりました。
ショーが終わると拍手が沸き起こりました。

歌声喫茶 2回目 交流ルーム② 15:30-16:00 
フリースペース終了時間まで、歌声喫茶を披露する事になり、「Let it go」や「さよなら人類」などを演奏しました。
その他に、フリースペースに来られた方に、誕生月を聞いては、「ハッピーバースデー」などを演奏してお祝いしていたところ、先ほどライブをおこなった伊吹瑠香さんが、ギターの弾き語りをして「歌声喫茶」に参加してくださいました。
伊吹さんが演奏する「泳げたいやきくん」や「恋するフォーチュンクッキー」をみんなで合唱しました。
伊吹さんがギターで弾き語りをしてくれたこともあって、「歌声喫茶」は盛況の中、幕を閉じることができました。

レディオサイエンス トーク&ミニライブ 多目的ホール 17:30-18:30 
「レディオサイエンス」は、3年前に「さくらんぼテレビ」のイメージソングを担当した、男性2人組ユニットです。
山形在住の方でしたら、「Day by day by day」の歌詞から始まる曲を、耳にした方もいるのではないでしょうか? 
その後もライブツアーや、ミニライブで定期的に山形を訪れていて、何かと山形とゆかりのあるアーティストです。
そして、「ぷらほ」と様々な方たちとの縁があったこともあり、今回実現した企画でもありました。
前半は、事前申し込みで当選した方たちの質問に答えるトークショー。
後半は、ライブという構成でした。
アットホームな雰囲気の中、トークとライブが行われました。
ライブの感想ですが、人に言葉を伝える表現力があるからこそ、これだけの人が応援して、曲を聴くのだろうと感じました。

さいごに
今回、初めての試みでもあった「ぷらフェス」は、大きなトラブルもなく、無事に終了することができました。初めてということもあり、参加したメンバーからは、様々な反省点がでてきています。もし2回、3回とこの企画が続くならば、この反省を生かしていければと思います。以上が、「ぷらフェス」の参加ルポになります。「ぷらフェス」をきっかけに、「ぷらほ」の存在を知っていただければ幸いです。興味がありましたら、「ぷらほ」のフリースペース開設時間に、是非おこしください。
(文責:大場茂慶)

ぷらフェス②

第27回 遅筆堂文庫 生活者大学校 「地域と図書館」

「生活者の視点で自らの暮らしをもう一度見つめ直そう」という井上ひさしの提唱により、遅筆堂文庫開館の翌年(1987年)からはじまった遅筆堂文庫生活者大学校は今年で27回目を迎えました。
生活の質を高めるための手段として読書を最も重視していた井上ひさしですが、今年の生活者大学校は10月25日(土)、26日(日)の2日間にわたって、「地域と図書館」というテーマで開催されました。

1日目は開校式と、文筆家の猪谷千香さん、慶応義塾大学文学部教授の糸賀雅児さんそれぞれの講座。
2日目は編集者・評論家で「週刊読書人」取締役の山口昭男さん、農業・作家の山下惣一さんそれぞれの講座と、講座終了後の全体の質疑討論、閉校式に参加してきました。
「地域と図書館」というテーマは、1日目の講座を中心に展開されました。

猪谷千香さんは、『つながる図書館~コミュニティの核をめざす試み』(ちくま新書 2014)などの著書もあり、全国の公共図書館や地方自治などについての取材をされています。
講座では全国各地の公共図書館の様々な取り組みが紹介されました。
現在、公共図書館の新しい流れは2極化しているようです。図書館という、自治体にとって金食い虫でもある機関を経済効果を狙った集客施設として、観光資源として活用するという方向に代表される、民間企業が指定管理者として運営し全国にフォロワーを生み出した武雄市図書館のような取り組み。
一方で、図書館を地域のコミュニティ拠点として捉え、地域課題の解決や住民の交流を目的とした様々な工夫や、限られた予算の範囲内で補助金に頼らず行っている独自の取り組みなど、各地の図書館の事例が紹介されました。
いずれの方向もまちづくりとして一定の成果を上げているものではありますが、図書館の運営は長期的な視野に立ち、「『知の拠点』であると同時に『知のセイフティネット』」という図書館本来の役割を未来につないで維持していくものでなければならない、そのためには地域にとってどのような図書館が望ましいかをそれぞれの地域が考えていく必要があるとのお話でした。
 
糸賀雅児さんは、文部科学省「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」の策定、改正など、国の図書館政策にも関わり、図書館情報学の研究・教育のかたわら、全国各地の図書館で経営に関わってこられました。
講座では、地域の情報拠点が支える住民自治という視点から、まちづくり、生涯学習、情報社会、地方自治と図書館の結びつきについてお話しいただきました。「まちづくり」は「ひとづくり」であり、読書の意義とは自分で考える人を育てること、子どもにとっては物語の登場人物になる経験が、相手の立場に立てる、思いやりを育てることにつながる大事な役割をはたすことなどのお話から、図書館がそのような個人学習が主体の生涯学習に欠くことのできない施設であることを強調されました。
図書館は二次情報(情報に関する情報)を扱える施設であり、情報リテラシー能力を育て、住民自治を支える「自治基本条例」を資料と情報の提供で実体化する役割があることから、図書館への住民参画の重要性についてもご説明いただきました。
具体的な図書館の取り組みについては、レファレンスサービスを可視化する工夫や、大人と子どもがそれぞれに本を読む姿を見ることができる居場所づくりについて、また、展示などについては、集団的自衛権や原発など、政治的に対立意見がある問題について、多様な意見を提示する、民主主義を育てる意識的な取り組みの事例などが報告されました。

2日目の質疑討論では、過疎の地域の移動図書館の運営や、被災地での図書館サービスのありかたについての意見が交わされ、また図書館職員の非正規化などの問題も質疑されました。
猪谷さんからは、公共図書館の司書の専門的業務は、任用止めによる人員の入れ替えではなり立たず、待遇の改善は急務であるとのご回答がありました。

閉会式では、遅筆堂文庫 阿部孝夫館長から、ある雑誌のインタビューに答えた井上ひさしの発言が紹介されました。
「図書館の魅力は各館の個性の豊かさ・専門性と、専門化した図書館相互のネットワーク化にある」というものです。
阿部館長の、「本が本当に好きな人たちで伝えていかなければならない」「図書館の司書が本を読む時間もないというのは最悪である」という言葉も大変印象に残りました。

ヤマガタにも、非正規雇用で働いている、または働いた経験を持つ司書有資格者が数多く存在します。
これからの図書館や司書の専門性を、地域や労働の問題も含めてあらためて考える場を作ってみたいと思い、勉強会を企画していますが、大変示唆に富む多くの言葉が交わされた生活者大学校でした。
(文責:小林澄子)
プロフィール

ぷらっとほーむ 「まどあかり」編集部

Author:ぷらっとほーむ 「まどあかり」編集部
山形市にある「NPOぷらっとほーむ」の〈若者の居場所づくり活動支援事業〉のブログです。
山形県内各地で活動している若者団体や個人のインタビュー、イベント情報や参加レポートなどを随時更新していきます。

2016年度の本事業は、〈一般財団法人 人間塾〉の助成を受けて取組んでいるものです。
〈一般財団法人 人間塾〉

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